FF13のネタバレを見た人がスクエニに問い合わせたみたいだよ!
17日に発売したFF13が初日だけで100万本販売したそうですね。
本体の販売台数だけでもPS3の倍以上のWiiでも、初日だけで100万本を販売した記録は無いのでさすがはFFと言ったところでしょうか。
僕の友人も2人ばかり買ったと聞きました。
一人は買うのを我慢するつもりが誘惑に勝てず購入し、
もう一人はPS3を持っていなかったので本体同梱版を購入したそうです。
他の友人は『PS3は高くて買えねぇよ!』と言っているので2人しか買ってません(笑)。
え?僕ですか?
僕はFFシリーズが嫌いな人なので買う事はありません。
何が好きかで自分を語るより何が嫌いかで自分を語ったと~ふだよ!(元ネタは某マンガより)
FFは嫌いですが話題には事欠かないので今回はFF絡みの話題です。
FF13が発売したのは17日なわけですが、その数日前の14日にはネット上にネタバレ情報が出回っていたそうです。
そのネタバレを見た人がスクエニに問い合わせをした、と言う動画がYou Tubeにアップロードされていたそうです。
●スクウェア・エニックスにクレーム電話!「FF13ネタバレは本当なのか?」(ガジェット通信)
アップロードされている動画は【こちら】です。
ガジェット通信に書かれている動画の要約をそのまま掲載しますと、
「今は『ファイナルファンタジーXIII』の発売日より3日も前だが、すでに『2ちゃんねる』などのインターネット上に多くのネタバレ情報が画像とともに掲載されている。これから『ファイナルファンタジーXIII』を買おうと思っている私は、そんなネタバレを読んでしまい購入意欲をそがれてしまった。インターネット上に〇〇〇〇というネタバレ情報が掲載されているが、〇〇〇〇というネタバレ情報は本当なのか? その事実を知りたい」
と言う物です。
詳しくは動画を見ていただくのが一番良いかと。
まぁ、会話の流れをまとめると以下のようになります。
ユーザー:ネットでネタバレがあるんですけど、そのネタバレって本当の事なんですか?
スクエニ:ゲーム内容の事については情報が無いので分かりません。ネタバレはどこで見たんですか?
ユーザー:2ちゃんねる以外でも色々な掲示板です。プレイ動画もありました。
スクエニ:色々な掲示板とは具体的にはどちらになりますか?
ユーザー:ネット上の色々な所です。色々な掲示板にたくさんあります。
スクエニ:では頂いた情報を報告いたします。
と言った感じです。
ではここでユーザーサポート経験者の僕の登場です。
『ネタバレが本当か聞いていた筈なのに、気付いたらどこで見たのか問いただされた』と思うかもしれませんが、このスクエニの対応は異常な対応ではなく、極自然なものです。
スクエニ以外のメーカーでも同様の問い合わせだと似たような対応になります。
まず『ネタバレは本当なのか?』と言う質問について。
ここはネタバレかどうかとか、発売前だとかは関係なく『ゲーム内容を知りたがっているので「情報が無い」と回答しゲーム内容については一切教えていない』という対応になります。
スクエニはゲーム内容については回答していませんので当然の対応になりますね。
『ネタバレが本当か?』と言う質問に『Yes』と答えてしまえば、それはゲームをプレイしていない人にゲーム内容を教える事になり『教えてはいけない情報を教えてしまった』と言う事になります。
例え『No』と回答しても『ネタバレの情報とは違うというゲーム内容を教えた』となってしまうので、『Yes』とも『No』とも回答しないのが通常の対応となります。
つづいて『ネタバレはどこで見たのか?』と逆に質問された事について。
ゲームのプレイ動画を投稿サイトにアップロードした事のある人なら知っているかとおもいますが、物によっては『利権者より削除依頼が来た為、削除』となる事があります。
プレイ動画の場合『著作権のあるゲームの画面をアップロードしている』と言う問題もあるんですが『ネタバレをしている』と言う理由で削除対象となる事もあります。
つまり、行き過ぎたネタバレの場合何らかの対処を行う事があるので、必要な情報を集めていると言う事です。
実際に対処するかどうかは広報などの『上』の人たちが検討して実践するので、ユーザーサポートの現場では実際に対処するのかどうかは分かりません。
しかし、後から『対処するから必要な情報をくれ』と言われてもユーザーに連絡して『必要な情報』を聞く訳にもいけませんので、問い合わせが来た段階で予め情報を集めている訳です。
また、ネタバレ情報の流出元を特定させるのに必要な情報でもあります。
場合によっては社員や製作に携わった社外関係者が契約違反を犯してネタバレの流出を行っている事もあり、そういった関係者に対する処罰を行うので、流出元を特定させる為に可能な限り情報を集めようとしている訳です。
最後に『具体的にどこで見たのか?』と問いただされている事について。
前述いている通り情報の流出元を特定したいので、詳しい情報を欲している訳ですが、そう言う場合に『ネット上にあります』なんていう漠然とした情報ではまったく役に立ちません。
『ネット上にあります』と言う事は『ネット上にあるから、自分たちで探せ』と言っているのと同じです。
そんな調査はユーザーの報告が無くとも広報やマーケティングの部署が日常的に行っています。
日常的に行っているから『利権者からの削除依頼』なんていうのが投稿してすぐにあったりするんです。
ぶっちゃけますと、2ちゃんねるとか開発陣やマーケティングの部署は頻繁にチェックしてますよ。
売れ行き・意見・人気・バグの有無などの参考情報としてチェックされてます。
特別重視されている訳ではありませんが、ユーザー同士の生々しい会話が見れるので、結構注目されていますよ。
そんな中で『ネット上にあります』程度の情報なんて何の役に立ちません。
重要なのは『自分達が既に確認している情報なのか否か?』と言う事です。
『情報を確認している』からと言って必ず何かの対処を行う訳ではありませんが、関係者からの契約違反による流出の場合、処罰を行うので情報を集めたりしている訳です。
しかし、ネットの情報と言うのは出所不明だったり、同じ出所なのに色々と飛び火していて同じ情報だと認識できなかったり、出所が違うのに似た情報だから混ざってしまったり、情報量が多すぎでどれだけあるのか把握出来なかったりと、調べている側が混乱するくらい氾濫しています。
そんな中で『ネット上にあります』程度の情報なんて何の役にも立ちません。
だからこそ『具体的にどこで見たのか?』と情報を集めている訳です。
もしかしたらその『見た』と言うサイトが関係者が流出した出所かもしれません。
『ネット上にある』のはもう『知っている』ので精度の高い情報を求めているんです。
動画を見ていて、
『ネットにあるのは知っているんだよ!
そんな事よりどこで見たのか教えろよ!
100箇所で見たならその100箇所全部教えろよ!』
と言うスクエニのオペレーターの心の叫びが聞こえて来るようでした。
情報を報告をする時は正確に報告するのは社会の常識です。
そうでないとまったく役に立ちません。
たまに、ユーザーからのバグの報告でもあるんですよね・・・。
『フリーズしたんですよ!』
と得意気に言ってくる人が・・・。
『フリーズした』という結果だけ言って『いつ』『どこで』『何をすると』と言う情報がまったく無く、結果だけ言って『どうだ!オレはメーカーが見つけて無いフリーズを見つけたんだぞ!凄いだろ!』と得意気になっている人が・・・。
以前デバッグについて取り上げた時にも言っているんですが『実際に異常を確認していない人に自分の見た異常を伝える』と言う事が大事です。
その為には『いつ』『どこで』『何を』『どうすると』『どうなる』と言う情報が必要になります。
これはデバッグの話ですが『自分が見た物を見ていない人に伝える』と言う意味では同じ事です。
これが無いんじゃ報告の意味が無いです。
せめて『○○で△△と検索するとネタバレがたくさん出てきます』程度の情報は欲しいですね。
ま、今回の動画の問い合わせは『ネタバレが本当かどうか?』と言う事を聞く事しか考えていなかったみたいなので、ちゃんと回答できなかったんでしょうね。
でも『どこで見たのか』くらいはちゃんと言って欲しいものです。
2ちゃんねるのまとめサイトを見て回っただけで『2ちゃんねる以外でもネット上の色々な所にある』と言っているのかもしれませんが(笑)。
ではでは、今日はここまで。
本体の販売台数だけでもPS3の倍以上のWiiでも、初日だけで100万本を販売した記録は無いのでさすがはFFと言ったところでしょうか。
僕の友人も2人ばかり買ったと聞きました。
一人は買うのを我慢するつもりが誘惑に勝てず購入し、
もう一人はPS3を持っていなかったので本体同梱版を購入したそうです。
他の友人は『PS3は高くて買えねぇよ!』と言っているので2人しか買ってません(笑)。
え?僕ですか?
僕はFFシリーズが嫌いな人なので買う事はありません。
何が好きかで自分を語るより何が嫌いかで自分を語ったと~ふだよ!(元ネタは某マンガより)
FFは嫌いですが話題には事欠かないので今回はFF絡みの話題です。
FF13が発売したのは17日なわけですが、その数日前の14日にはネット上にネタバレ情報が出回っていたそうです。
そのネタバレを見た人がスクエニに問い合わせをした、と言う動画がYou Tubeにアップロードされていたそうです。
●スクウェア・エニックスにクレーム電話!「FF13ネタバレは本当なのか?」(ガジェット通信)
アップロードされている動画は【こちら】です。
ガジェット通信に書かれている動画の要約をそのまま掲載しますと、
「今は『ファイナルファンタジーXIII』の発売日より3日も前だが、すでに『2ちゃんねる』などのインターネット上に多くのネタバレ情報が画像とともに掲載されている。これから『ファイナルファンタジーXIII』を買おうと思っている私は、そんなネタバレを読んでしまい購入意欲をそがれてしまった。インターネット上に〇〇〇〇というネタバレ情報が掲載されているが、〇〇〇〇というネタバレ情報は本当なのか? その事実を知りたい」
と言う物です。
詳しくは動画を見ていただくのが一番良いかと。
まぁ、会話の流れをまとめると以下のようになります。
ユーザー:ネットでネタバレがあるんですけど、そのネタバレって本当の事なんですか?
スクエニ:ゲーム内容の事については情報が無いので分かりません。ネタバレはどこで見たんですか?
ユーザー:2ちゃんねる以外でも色々な掲示板です。プレイ動画もありました。
スクエニ:色々な掲示板とは具体的にはどちらになりますか?
ユーザー:ネット上の色々な所です。色々な掲示板にたくさんあります。
スクエニ:では頂いた情報を報告いたします。
と言った感じです。
ではここでユーザーサポート経験者の僕の登場です。
『ネタバレが本当か聞いていた筈なのに、気付いたらどこで見たのか問いただされた』と思うかもしれませんが、このスクエニの対応は異常な対応ではなく、極自然なものです。
スクエニ以外のメーカーでも同様の問い合わせだと似たような対応になります。
まず『ネタバレは本当なのか?』と言う質問について。
ここはネタバレかどうかとか、発売前だとかは関係なく『ゲーム内容を知りたがっているので「情報が無い」と回答しゲーム内容については一切教えていない』という対応になります。
スクエニはゲーム内容については回答していませんので当然の対応になりますね。
『ネタバレが本当か?』と言う質問に『Yes』と答えてしまえば、それはゲームをプレイしていない人にゲーム内容を教える事になり『教えてはいけない情報を教えてしまった』と言う事になります。
例え『No』と回答しても『ネタバレの情報とは違うというゲーム内容を教えた』となってしまうので、『Yes』とも『No』とも回答しないのが通常の対応となります。
つづいて『ネタバレはどこで見たのか?』と逆に質問された事について。
ゲームのプレイ動画を投稿サイトにアップロードした事のある人なら知っているかとおもいますが、物によっては『利権者より削除依頼が来た為、削除』となる事があります。
プレイ動画の場合『著作権のあるゲームの画面をアップロードしている』と言う問題もあるんですが『ネタバレをしている』と言う理由で削除対象となる事もあります。
つまり、行き過ぎたネタバレの場合何らかの対処を行う事があるので、必要な情報を集めていると言う事です。
実際に対処するかどうかは広報などの『上』の人たちが検討して実践するので、ユーザーサポートの現場では実際に対処するのかどうかは分かりません。
しかし、後から『対処するから必要な情報をくれ』と言われてもユーザーに連絡して『必要な情報』を聞く訳にもいけませんので、問い合わせが来た段階で予め情報を集めている訳です。
また、ネタバレ情報の流出元を特定させるのに必要な情報でもあります。
場合によっては社員や製作に携わった社外関係者が契約違反を犯してネタバレの流出を行っている事もあり、そういった関係者に対する処罰を行うので、流出元を特定させる為に可能な限り情報を集めようとしている訳です。
最後に『具体的にどこで見たのか?』と問いただされている事について。
前述いている通り情報の流出元を特定したいので、詳しい情報を欲している訳ですが、そう言う場合に『ネット上にあります』なんていう漠然とした情報ではまったく役に立ちません。
『ネット上にあります』と言う事は『ネット上にあるから、自分たちで探せ』と言っているのと同じです。
そんな調査はユーザーの報告が無くとも広報やマーケティングの部署が日常的に行っています。
日常的に行っているから『利権者からの削除依頼』なんていうのが投稿してすぐにあったりするんです。
ぶっちゃけますと、2ちゃんねるとか開発陣やマーケティングの部署は頻繁にチェックしてますよ。
売れ行き・意見・人気・バグの有無などの参考情報としてチェックされてます。
特別重視されている訳ではありませんが、ユーザー同士の生々しい会話が見れるので、結構注目されていますよ。
そんな中で『ネット上にあります』程度の情報なんて何の役に立ちません。
重要なのは『自分達が既に確認している情報なのか否か?』と言う事です。
『情報を確認している』からと言って必ず何かの対処を行う訳ではありませんが、関係者からの契約違反による流出の場合、処罰を行うので情報を集めたりしている訳です。
しかし、ネットの情報と言うのは出所不明だったり、同じ出所なのに色々と飛び火していて同じ情報だと認識できなかったり、出所が違うのに似た情報だから混ざってしまったり、情報量が多すぎでどれだけあるのか把握出来なかったりと、調べている側が混乱するくらい氾濫しています。
そんな中で『ネット上にあります』程度の情報なんて何の役にも立ちません。
だからこそ『具体的にどこで見たのか?』と情報を集めている訳です。
もしかしたらその『見た』と言うサイトが関係者が流出した出所かもしれません。
『ネット上にある』のはもう『知っている』ので精度の高い情報を求めているんです。
動画を見ていて、
『ネットにあるのは知っているんだよ!
そんな事よりどこで見たのか教えろよ!
100箇所で見たならその100箇所全部教えろよ!』
と言うスクエニのオペレーターの心の叫びが聞こえて来るようでした。
情報を報告をする時は正確に報告するのは社会の常識です。
そうでないとまったく役に立ちません。
たまに、ユーザーからのバグの報告でもあるんですよね・・・。
『フリーズしたんですよ!』
と得意気に言ってくる人が・・・。
『フリーズした』という結果だけ言って『いつ』『どこで』『何をすると』と言う情報がまったく無く、結果だけ言って『どうだ!オレはメーカーが見つけて無いフリーズを見つけたんだぞ!凄いだろ!』と得意気になっている人が・・・。
以前デバッグについて取り上げた時にも言っているんですが『実際に異常を確認していない人に自分の見た異常を伝える』と言う事が大事です。
その為には『いつ』『どこで』『何を』『どうすると』『どうなる』と言う情報が必要になります。
これはデバッグの話ですが『自分が見た物を見ていない人に伝える』と言う意味では同じ事です。
これが無いんじゃ報告の意味が無いです。
せめて『○○で△△と検索するとネタバレがたくさん出てきます』程度の情報は欲しいですね。
ま、今回の動画の問い合わせは『ネタバレが本当かどうか?』と言う事を聞く事しか考えていなかったみたいなので、ちゃんと回答できなかったんでしょうね。
でも『どこで見たのか』くらいはちゃんと言って欲しいものです。
2ちゃんねるのまとめサイトを見て回っただけで『2ちゃんねる以外でもネット上の色々な所にある』と言っているのかもしれませんが(笑)。
ではでは、今日はここまで。
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