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色々注目の廉価版がでるよ!

《と~ふ》
最近久々に『DDD(奈須きのこ著)』を読み返したら妙にラノベをガッツリ読みたくなったと~ふだよ!
『とある魔術の禁書目録』とか19巻まで出てるからちょっと読みたいかも。


《アシ》
だからって休日に昼間から布団に包まって読んでんじゃないわよ。
はい。アシよ。


《と~ふ》
いーじゃんか別に。
どうせ普段からゲームやるかマンガ読むか寝るかしか休日はしないんだから。


《アシ》
引きこもりか、あんたは。


《と~ふ》
失礼な。出不精なだけだぞ。
用があれば出かけるし。


《アシ》
どっちも変わらないと思うけど・・・。
まぁいいわ。
えぇと、今回は廉価版についてね。


《と~ふ》
うん。俗に『ベスト版』と呼ばれる事もあるアレね。


《アシ》
まず、PS2の『ワンダと巨像』が2/4に1,800円で再廉価版として登場するわね。
2006/6/8に2,800円で発売した廉価版が再度廉価版化して1,800円になります。


 ●『ワンダと巨像』が1800円で再登場(ゲームしようぜ!さん)

《と~ふ》
良い事ですね。


《アシ》
次はあんたの大好きな『デモンズソウル』の廉価版が2/25に発売ね。
昨年2009/2/5に発売した『Demon's Souls』が3,800円で2/25に発売します。


 ●A・RPG『デモンズソウル』のPS3 the Bestが2月25日に発売決定

《と~ふ》
とても良い事ですね。


《アシ》
じゃ最後に、DSの『DQ9』が早くも廉価版になるわね。
3/4に『DQ9』をはじめ『DQ4』『DQ5』『FF4』の4タイトルが廉価版となって2,940円で発売します。


 ●『ドラクエIX』などDS4作品がアルティメット ヒッツで低価格に!

《と~ふ》
とても悪い事ですね。


《アシ》
ちょっと待て。
何でそこだけ悪い事になるのよ!


《と~ふ》
順を追って説明しよう。
まず、廉価版だけどこれの発売するタイミングにはある程度パターンがある。
1つ。続編が発売されるタイミング。
これは『龍が如く』シリーズが凄く良い例。
最新作が発売するタイミングに合わせて前作が廉価版化すると言うパターン。
『ワンダと巨像』も多分このパターンに含まれると思う。
『ICO』や『ワンダと巨像』のクリエイター上田文人氏の新作『人食い大鷲のトリコ』がPS3で発売される事は既に発表されている。
この事を踏まえると2/4頃に『人食い大鷲のトリコ』の発売時期とかが発表されるんじゃ無いかな?
それに関連したプロモーションとして悪く無いタイミングだし。


《アシ》
じゃあ『ワンダと巨像』は『人食い大鷲のトリコ』のプロモーションと言うか、宣伝の為に1800円で発売するって事?


《と~ふ》
もちろん推測の域は出ないけど、タイミングとしてはそう考えるのが妥当だと思う。


《アシ》
じゃあ、別のパターンは?


《と~ふ》
2つ目。何かの記念として発売されるタイミング。
『デモンズソウル』は2/5に発売した訳だから、約1年後に廉価版として発売される訳だね。
PSPの『アイドルマスターSP』も約1年後に廉価版が登場するよ。
他にも『記念』と言う意味が含まれているのが『GUNDAM 30th ANNIVERSARY COLLECTION』が良い例だね。
『ガンダム30周年記念』って事で11本のガンダムゲームが廉価版になって登場してる。


 ●ガンダムゲーム11タイトルが「GUNDAM 30th ANNIVERSARY COLLECTION」としてお得な価格で12月17日発売!

《アシ》
確かに1周年記念と言うのは意味はあるわね・・・。


《と~ふ》
『デモンズソウル』の場合10月に北米で発売して現地の色々なゲームサイトで高く評価されたソフトだし、FF13でPS3を買ったユーザーが『気になるタイトル』として名前を挙げる事もあるソフトだからね。
それに、中古も少ないし新品も中古もまだ値段が高いから避けていた人もいるだろうけど『廉価版が出るなら買おうかな?』と思うかもしれない。
1周年だし、FF13でPS3ユーザーになった人に対して良いタイミングで出ると思うよ。


《アシ》
そういう意味だと『デモンズソウル』は凄く良いタイミングに聞こえるわ。


《と~ふ》
ついでだから言うけど、ゲームソフトって長期間生産は続けないんだよね。
『トモダチコレクション』や『モンスターハンターポータブル2ndG』のようなロングセラーは非常に珍しいんだよ。
ゲームにもよるけど、短ければほぼ初回生産だけ。
一般的なタイトルなら発売してから3ヶ月から6ヶ月ほどでもう殆ど生産しなくなるよ。


《アシ》
え!?
そんなに短いの!?


《と~ふ》
生産にはある程度まとまった需要が無いと生産しないんだよ。
最近のゲームは初動型と呼ばれるように、発売直後は売れてもそれ以降は売れ無い事の方が多い。


《アシ》
中古もあるし、新品の売れ行きは悪くなるわね・・・。


《と~ふ》
うん。それも原因の一つになるね。
とにかく、1年後にも生産しているソフトなんて殆ど無いんだ。
『生産していない』と言う事は出荷もしていないんだから、メーカーはそのソフトで利益は得ていない事になる。
けど、廉価版として発売すれば一応新品として一定の需要があるから、利益の出なくなったソフトでもう一度利益を出す事が出来るようになる。


《アシ》
何と言うか・・・最後の絞り粕みたいな利益に聞こえるわ。


《と~ふ》
殆どその通りだよ。
結局はメーカーは利益の為にやるんだもん。
こんなの死人に鞭打つような物だよ。


《アシ》
じゃあ廉価版ってロクでもない物って事じゃない。


《と~ふ》
ところがそうでも無いのが『デモンズソウル』のように『プレイしたいけど』って躊躇っていた人が喜ぶようなソフトなんだよ。
『モンスターハンターポータブル2ndG』なんか廉価版だけでミリオンを達成するとか非常識な事もあったでしょ?
建前とも言える『あのソフトをお求め安い価格で!』と言うのがユーザーの需要にもマッチするとああいう事が起きるんだよね。
ちなみに、龍が如く1の廉価版もかなり売れてるんだよね。
通常版が34万本なのに対して、廉価版だけで48万本売れてるんだよ。


《アシ》
廉価版の方がたくさん売れてたんだ・・・。
意外かも。


《と~ふ》
まぁ、龍が如くは2の発売に合わせて1を1,800円の格安廉価版をだしたのが功を奏したと言えるね。


《アシ》
あぁなるほど。
良いタイミングで発売した訳なんだ。


《と~ふ》
その所為か、それ以降は必ず最新作の前に前作の廉価版が出るというのがパターン化しちゃってるのはちょっと考え物だけどね。


《アシ》
『どうせ廉価版が出るから』って通常版を買わない人が出てきちゃう訳ね。
そうすると『DQ9』はどうなの?
そりゃ7月に発売して3月に廉価版じゃちょっと早過ぎる気はするけど・・・。


《と~ふ》
はい。ここで3つ目のパターンです。
実を言うとちょっと前に少し触れているんだけど、決算が関わってくるんだ。


《アシ》
決算って・・・あ!業績作り!


《と~ふ》
そう。
3つ目のタイミングはメーカーが業績が欲しいタイミング。


《アシ》
業績作りってそんなに悪い事なの?


《と~ふ》
業績作り自体は悪い事じゃないよ。
以前の説明でもしたけど、企業の将来の為に投資してもらうのに必要な実績なんだから、それを作る事はなんら問題は無い。


《アシ》
じゃあ何で悪い事になるのよ。
『スクエニだけは業績作りをする事は悪い事だ』とでも言う気?


《と~ふ》
そこまで傲慢じゃないよ。
問題となるのは
『DQ9は発売から時間が経っていない』
『2009年度のスクエニの業績』
と言うのが焦点になる。


《アシ》
『時間が経っていない』とは言っても一応発売から8ヶ月くらいは経ってるんだし良いんじゃないの?


《と~ふ》
どうかなぁ?
1年未満と言うのもあれだけど、元々DQ9は『1年間はクエスト配信をします』と言ってたんだよ。
つまり『最低1年は遊ばせるつもりだった』と言う事だよ。


《アシ》
それは極端過ぎない?
1年遊ばせるつもりだからって廉価版を出さないとは言ってないんだし。


《と~ふ》
でもさ、発売日に通常版を買ったユーザーと廉価版を買ったユーザーが最終的なクエストをプレイ出来るタイミングが一緒と言うのはちょっと酷くない?


《アシ》
でも、その分長く遊べたんだし良いじゃない。


《と~ふ》
僕としてはDQ9は『長く遊べたソフト』じゃなくて『長く遊ばされたソフト』だと思ってる。
発売日に買ったユーザーは定期的にWi-Fiに接続しないとDQ9が用意したゲーム内容を満足にプレイできなかった訳だよ?
その気になれば1ヶ月も経たずにクリアできる程度のゲーム内容で無理矢理1年間引き伸ばそうとしているゲーム、とも言えるんだよ?
そんなゲームで、まだ1年間の配信クエストは終了していないのに半額近い廉価版が登場するのは購入した側からすれば嫌がらせとも取れるよ。


《アシ》
あんたの感想はどうでも良いとして。
確かに、メーカー側が『1年は遊べるようにしました』と言っていたのに1年経たずに廉価版が出るのはちょっと釈然としないわね。
じゃあ、『2009年度の業績』って?


《と~ふ》
まず『2009年度の業績』と言うのはどこからどこまでの時期を指すかだけど・・・。


《アシ》
2009年の4月から2010年の3月までよね?


《と~ふ》
じゃあ、その期間にスクエニの業績とも言える『発売したソフト』はどれだけあったかな?


《アシ》
発売前のもあるけど、メジャーな所だと・・・
DS『キングダムハーツ』
DS『ドラゴンクエスト9』
DS『ナナシノゲエム目』
DS『ブラッドバハムート』
DS『サガ2』
DS『光の4戦士』
DS『ドラゴンクエスト6』
DS『エストポリス』
Wii『鋼の錬金術師 暁の王子』
Wii『鋼の錬金術師 黄昏の少女』
Wii『FFCC CB』
PSP『ディシディアFF ユニバーサルチューニング』
PSP『キングダムハーツ』
PS3・Xbox360『モダンウォーフェア2』
PS3・Xbox360『フロントミッション』
PS3『FF13』
PS3『スターオーシャン4』
って、結構あるわね・・・。
まぁスクエニ位大きいメーカーなら1年でこれくらいはねぇ・・・?


《と~ふ》
いや多すぎ。
てかね、2009年度だけで『FF』と『DQ』のナンバリングタイトルを発売して、その上人気タイトルの『キングダムハーツ』が2種類も出てるんだよ?
スクエニの看板タイトルと断言出来るソフトだけで4本(リメイク除く)。
ここに新規タイトルやリメイクが加わってるんだ。
もうね、スクエア・エニックスと言うメーカーにとって『これ以上は無い』って位のソフトが出てるんだ。
にも拘らず、1年未満で『DQ9』を廉価版で出す?
穿った見方をすれば『消える前のロウソク』にしか見えないよ。


《アシ》
さすがにスクエニが消えるって事は無いでしょ・・・。
でも、確かに業績は立派になっているはずよね?
じゃあ『DQ9』の廉価版って何で出すのかしら?


《と~ふ》
まぁその回答の一つを『まこなこ』さんが出してる。

 ●ドラゴンクエスト9が早くも廉価版発売、その真意は?(まこなこさん)

建前は1年間継続させると言う配信クエストと通信機能が旬のうちに出そうと言う考え。
裏では何らかの目的で無理して業績稼ぎをしていると言う考え。
まこなこさんではそういう風に考えているみたい。


《アシ》
業績作りと言うのはあんたと同じね。


《と~ふ》
けど、問題は『何故業績作りをするのか?』と言う事だね。
考えられる事としては『DQ9』も『FF13』も発売が延期して、かなりの資金が消費されたから。
ぶっちゃけ、『DQ9』の415万本出荷だとか、『FF13』の180万本販売だとかじゃ全然開発費が回収できず大赤字になっている、とかね?


《アシ》
いや、それじゃまるっきり『消える前のロウソク』っぽいじゃない!
いくらなんでもそれは無いでしょ?


《と~ふ》
さて、それはどうだろうね?
2010年度と言える時期にスクエニが出せるタイトルってどれだけあるんだろう?
今年度に注力し過ぎて息切れしてもおかしく無い状況だよ?
そりゃ『FF14』があるかも知れないけど、いくらFFでもオンラインゲームで経営をフォローできる程じゃ無いと思うよ。


《アシ》
なんか・・・偉くスクエニの行く末が不安になる話ね・・・。
まこなこさんの所でも
『今期のソフトの出し方はあまりにも異常で、通常の考えでは理解が出来ないんだよね。』
ってあったし、実はかなり危険な状況・・・?


《と~ふ》
僕としてはゲーム業界全体が危機的状況に陥ってると思うけどね。
一部のソフトが記録を作ってるからそう言う印象は無いだろうけど、中堅というか、平均値とか底辺の辺りを見て行くとかなり危険だと思うよ。


《アシ》
平均はともかく底辺見てもしょうがないでしょ。
下なんていくらでもいるんだから。


《と~ふ》
低すぎる底辺が多すぎるって事は業界全体の質が低下しているって事にもなるんだよ?
売れたソフト以外はまったく売れ無いって余り良い状況とは言えないんだよ。


《アシ》
う~ん・・・それって有名ソフトやシリーズ物しか売れないって言うのと同じよね?


《と~ふ》
そうとも言える。


《アシ》
じゃあ、まんま今のゲーム業界が当てはまりそうじゃない。
でも『デモンズソウル』みたいなぽっと出のマイナーゲームが売れればそんな事無いんじゃないの?


《と~ふ》
むしろそうあって欲しいね。
『デモンズソウルが売れればいい』と言うんじゃなくて、ああ言う感じで『隠れた名作』が多いゲーム業界でいて欲しいな。
うん。一段落ついたし、長くなったから、今日はここまで。


《アシ》
ここまで読んでくれた人、お疲れさまでした。
それじゃまたね~。
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