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デバッグ時代の思い出その5だよ!

《と~ふ》
またも、2週間ぶりのご無沙汰でしたと~ふだよ!


《アシ》
まったく・・・2月ももう半ばじゃない・・・何やってんのよ。
はい、アシよ。


《と~ふ》
ここの所、時間が空いちゃってさ。
ダメだね。
時間が空いているとだらけた生活しちゃって。
人間忙しいくらいがちょうど良いよ。


《アシ》
よーするに、サボってただけか!


《と~ふ》
そうとも言うね。


《アシ》
・・・蹴るわよ?


《と~ふ》
蹴られる前に今日の更新をしちゃおう!


《アシ》
・・・で?
今日は昔話?


《と~ふ》
ぉぅ!ご機嫌ナナメね!
まぁ、昔話なんだけど。


《アシ》
今日はどんな昔話なわけ?


《と~ふ》
うむ。
デバッグと言う仕事は何もゲームをプレイするだけじゃないと言うものだ。


《アシ》
ゲームしなかったらデバッグにならないじゃない。

《と~ふ》
もちろんデバッグのメインはゲームをプレイして、異常を発見する事だよ。
でも、前にも言ったように『正常である事を確認する』と言うのもデバッグの仕事な訳だよ。


《アシ》
まぁ、それは前にも聞いたけど?


《と~ふ》
前フリが長くても仕方ないからハッキリ言ってしまうと、クイズゲームなんかの場合問題と答えをゲームに入力される前に『誤字・脱字』や『問題と回答に間違いが無いか』と言うのを紙に書かれたテキストだけでチェックする事もあるんだ。


《アシ》
それって、問題集を見るようなもの?


《と~ふ》
イメージで言うと近いかも。
紙の資料に問題と回答が書かれているから、それを見て間違いが無いか探すんだよ。


《アシ》
なんか、面倒そうね。
それって、ゲームでプレイできるようになってからじゃダメなの?


《と~ふ》
ゲーム中だと出題がランダムになるから、特定の問題だけ見る機会が無いなんて事にもなりかねないからね。


《アシ》
あ、そうか。
ゲーム中の問題って別に順番に出てくる訳じゃ無いモンね。
ゲームに入力する前に全部チェックするんだ。
でもやっぱり面倒そう・・・。


《と~ふ》
面倒だよ~。
仕事始める時に、辞書みたいに分厚いテキストの束渡されて
『チェックよろしく』
って言われるんだから。


《アシ》
辞書みたいって・・・。
そんなに分厚いの?


《と~ふ》
僕がやった時は1枚に1問ってなっていた所為もあると思う。
もうね。
お店で売ってるコピー用紙500枚の束とかあるでしょ?
あんな感じの分厚いのが『デン』と渡されるんよ。


《アシ》
ぅぁ・・・。
そんなのチェックしきれるの?


《と~ふ》
1日じゃ無理だね。
僕がやる前に2~3日別の人たちがチェックしてたみたいだったし。
あのゲームは問題数はそんなに多く無いゲームだったから良いけど、この前でたDSの『クイズマジックアカデミー』クラスのゲームになると大変だろうねぇ、とは思う。


《アシ》
確かあれって、8万問くらいあるんだっけ?
それ、全部チェックしなきゃいけないの・・・?


《と~ふ》
もちろん。
そう言うお仕事だもの。


《アシ》
あーヤダヤダ。
あたしには出来無いわ。


《と~ふ》
まー喜び勇んでやる人は滅多にいないでしょ。
でも、見ているとクイズの問題集を見てるみたいで結構面白いよ。


《アシ》
滅多にいない人がここにいたよ・・・。


《と~ふ》
失礼な・・・。
でもまぁ、前にやってた人はやる気がなくて、惰性で仕事をしていたんだなとは思った。


《アシ》
うん?
なんかあったの?


《と~ふ》
僕がチェックしたテキストって、どうやら一度は目を通した後の物だったらしいんだよ。
念の為にもう一度別の人間にチェックさせていたんだと思う。
さすがに、量が量だけに1度目を通しただけチェックが完了するとは思っていなかったんだろうね。


《アシ》
それが前任の人がやる気が無いのにどう繋がる訳?


《と~ふ》
いやね・・・一度目を通した筈のテキストなのに、エライ数の誤字脱字、問題のジャンル間違いが出てきてさ。
その日は自己最多の報告書数になったね。


《アシ》
いくらなんでもやる気なさ過ぎだろう。それは。


《と~ふ》
前任の人も酷いけど、僕に仕事を任せた人も酷いんだよ。


《アシ》
今度は何よ?


《と~ふ》
ジャンル間違いで提出した報告書の内5つが、ボツにされたんだよ。
その問題って、歴史の問題なのにジャンルが国語になってたから、社会の間違いだろうって報告書出したんだよ。


《アシ》
歴史は社会でしょ?
それが何でボツになるのよ?


《と~ふ》
それがね?
『このゲームは歴史問題は国語ジャンルになるんだよ。
そう言う事は報告書書く前に聞かなきゃ』

って、言うんだよ!
そんな変則的なジャンル分け知るかー!!
つーか、そんな特殊な事は仕事始める時に言えーーー!!!!


《アシ》
確認しなかったのはあんたの所為だけど、そのジャンル分けは『無い』わ。
うん。ありえない。それは。


《と~ふ》
それがなければ、多分歴代最多数の報告書になったんだろうになぁ。


《アシ》
ちなみに、どれだけあったの?


《と~ふ》
ボツ含めて37個。
最終的には32個だったけど。


《アシ》
ブッ!
ちょ!
37って・・・。
そのテキストって、1度目を通した後なのよね?


《と~ふ》
うん。
さっき言った通り。


《アシ》
その前任者全然仕事して無いじゃない!


《と~ふ》
だから『やる気がなくて惰性で仕事してたんだろうな』って思ったわけ。
まぁ、あのテキスト量見たらやる気は失せるね。


《アシ》
それと、仕事をしないのは別の問題じゃない!


《と~ふ》
まったくもってその通りだね。
まぁ、僕も件数が多くなりすぎて、途中から粗探しするのが楽しくなってきちゃったりしたけどね。


《アシ》
姿勢としては間違っていないはずなのに、あんたが言うと遊んでる様にしか聞こえないわ・・・。


《と~ふ》
酷い言われようだ!
そりゃ、問題読むのも面白かったし、粗探しが楽しくて調子に乗ってたけどさ!


《アシ》
調子に乗ってって・・・やっぱ遊んでたんじゃない。


《と~ふ》
まぁ、それはそれとしまして。
今日はここまで、と言う事で。


《アシ》
あ、誤魔化した!
誤魔化したわね!あんた!
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