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流通の仕組みについてだよ!(ちょっと長め)

まだ8月だと言うのに随分と涼しくなって来ましたね。
暑いのが苦手なのでこの涼しさは大歓迎です。
秋は涼しい上に食べ物がおいしい時期なので、1年で一番いい季節だと思っていると~ふだよ!

さてさて、薄型PS3がもうすぐ発売される訳ですが、海外では既にフライング販売が行われ早くも分解し旧型と比較しているようです。
その薄型の事で気になったのが、こちら。
 ●新型PS3本体を定価で売った時、小売店の粗利は700円らしい(オレ的ゲーム速報@刃さん)
 ●新型PS3本体を定価で売った時の小売の利益は2000円以上らしい(オレ的ゲーム速報@刃さん)
店によって出る利益が違うと言うお話なんですが、こちらで紹介されている記事やコメントを見ていて
『流通の仕組みを知らない人が多いのかな?』
と思ったので、今日はそのお話をしようかと思います。
お話を始める前にあらかじめ言っておかなければなりません。
流通は各メーカー毎に違いがあるので、一概に言えるものではありません。
従って、全てのゲームが『こうだ!』と言う訳ではないので注意してください。


まず商品の流れですが、ウィキペディアでも紹介されているように
  メーカー→一次卸業者→二次卸業者→販売店→消費者(ユーザー)
と言うのが一般的な商品の流れになります。
ゲーム業界でも基本的にはこちらとほぼ同じになります。
しかし、販売店の取引状況によっては、
  メーカー→一次卸業者→販売店→消費者(ユーザー)
となったり、
  メーカー→一次卸業者→二次卸業者→三次卸業者→販売店→消費者(ユーザー)
となる事もあります。

理解している方も多いとは思いますが、ここの卸業者と言うのはそれぞれが一つの企業になります。
すなわち、商品の流れとは、
  メーカー→流通企業A→流通企業B→販売店→消費者(ユーザー)
と言う事になります。

それぞれの卸業者業務として商品の流通を行っています。
『流通を行う』と言いましたが、この卸業者は商品を運んでいるのではなく、商品を買い取って、次の業者に販売をしています。
上記の『メーカー→流通企業A→流通企業B→販売店→消費者(ユーザー) 』の場合、
1 メーカーは流通企業Aにソフトを売る。
2 流通企業Aは流通企業Bにソフトを売る。
3 流通企業Bは販売店にソフトを売る。
4 販売店は消費者にソフトを売る。

となります。
卸業者は業務として販売しているので当然の事ながら自分たちの利益を上乗せして販売しています。
例えばメーカーがソフトを3,000円で売ったとすると、
メーカー
 ↓【3,000円】
流通企業A (利益aを上乗せ)
 ↓【3,000円+a】
流通企業B (利益bを上乗せ)
 ↓【3,000円+a+b】
販売店 (利益cを上乗せ)
 ↓【3,000円+a+b+c】
消費者

と言う事になり、ユーザーは業者が上乗せした金額で商品を購入している事となります。

そして、始めの説明にある『取引状況』によっては間に入る卸業者の数が変わってきます。
正確には違うと思いますが、大雑把に分かりやすく言うと、
 ・メーカー→一次卸業者→販売店→消費者(ユーザー)
は量販店などの大規模な力のある店舗のケース。
 ・メーカー→一次卸業者→二次卸業者→三次卸業者→販売店→消費者(ユーザー)
は小さな個人経営の販売店などの規模が非常に小さく力の弱い店舗のケース。
と考えていただくと分かりやすいと思います。

大手量販店などが安く販売できる理由に『薄利多売』と言うのがありますが、それ以外にも、この様に間に入る『仲介業者の数が違う』と言うのもあります。
安く売っている卸業者から買い取っているので仕入れ自体が安いと言う事ですね。
この辺の詳細については販売店の人の方が詳しいんですが、あまり、この辺りを詳しく説明しているのって見かけないんですよね・・・。

こういった理由があり、販売店によっては仕入れ価格が異なる事があります。
最初に紹介している『オレ的ゲーム速報@刃さん』の記事ように、自分達が取引している業者との仕入れしか知らないと仕入れ価格の違いに驚く事になりますね。

また、メーカーによっては『自社流通』なるモノを所有している事もあります。
『自社流通』がある場合『一次卸業者』に該当する部分が『自社流通』に変わると考えてもらうと分かり易いです。
  メーカー→自社流通→二次卸業者→販売店→消費者(ユーザー)
こんな感じです。

通常の取引状況が
  メーカー→一次卸業者→販売店→消費者(ユーザー)
こうなっている販売店だと、
  メーカー→自社流通→販売店→消費者(ユーザー)
となるのでメーカーから直接仕入れていると思われる事もありますね。
でも、この『自社流通』もメーカーが直に行っているのではなく『メーカーの関連会社や直接の子会社が行っている』と言う事もあります。
ところが、自社流通があっても『一次卸業者』を利用している事もあるらしいです。
この辺の話は各メーカーの流通事情で、ユーザーサポートを担当していた僕も余り詳しい訳ではありませんので、話半分にしておくと良いかも知れません(笑)。

僕が知っている自社流通があるメーカーだと『SCE』『任天堂』『コナミ』『セガ』『旧バンダイ』ですかね。
『コナミ』や『セガ』なんかは別のメーカーの流通を請け負ったりもしていますね。
多分『SCE』も同じような事はやっていると思います。
きっと『マイクロソフト』なんかも自社流通を持っているんじゃないかな?


さて、随分と長くなってきているんですが、ここで、余談を一つ。
 ●新型PS3本体を定価で売った時、小売店の粗利は700円らしい(オレ的ゲーム速報@刃さん)
こちらの記事で紹介されている『おまけ:5千円値上げして販売するお店も現れる』なんですが、これも流通に関わるお話だと思います。

これは僕が知り合いのゲームショップの店長から聞いた話になります。(前回のFF9とは違う店)
商品の流れで『取引状況によっては三次卸業者まである事もある』というお話を行っていますが、実は『四次卸業者』や『五次卸業者』に該当する業者が出てくる事もあります。
そう言う業者が利益を上乗せするので、定価よりも高い仕入れ価格になる事もあります。
また、記事にある『※新品ですが他店の印がある場合がございます。』ですが、これは『四次卸業者』や『五次卸業者』に該当する業者が『別の販売店』である事もあるそうです。

『別の販売店』と言いますが、『別の店で買ってきた物を転売している』となると一部の悪徳業者になりますが、それだけでなく、小さな販売店同士だと横の繋がりがあり他の販売店に入荷した物を譲ってもらい販売する』と言うのもあるそうです。
消費者からすると大して変わりはありませんが、元の販売店から業者が買って黙って転売するのと、販売店の了承を得て販売店同士の協力のもと譲ってもらうのとではやはり違います。
他にもパチンコ店の景品として用意されたものを譲ってもらう事もあるそうです。
数年前の『ニンテンドーDS Lite』が極度の品薄が続いた時にこういった方法で商品を確保していたそうです。

滅多にある話ではないそうですが閉店した販売店の在庫を譲ってもらう事もあるそうです。

ふぅ・・・。
長くなってしまいましたね。
流通に関しては他にもネタがあるんですが、紹介できるかどうかちょっと微妙です。
まぁ、なにはともあれ、今日はここまで。
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コメント

自社流通があるメーカー
自社流通があるメーカー、コーエーもやってますよ
マイクロソフトはたしかハピネットだったかと
Re: 自社流通があるメーカー
おぉ、情報提供ありがとうございます。
そぉいえば、コーエーの自社流通は随分昔に聞いた事があったような・・・(笑)。

マイクロソフトってハピネットなんですか?
それは初耳です。
ハピネットってバンダイの関連会社で、前はバンダイの一次卸業者に該当する企業だったんですよね。
今は分かりませんが・・・(笑)。
自社で通販サイトを立ち上げたりしている事を考えると『バンダイの下請け』みたいな立場から出世したんでしょうかね?
でも、マイクロソフト程の企業が自社流通を持っていないとは・・・意外です。

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